マツダロードスターRFとは?グレード・スペックを紹介

マツダロードスターRFとは?グレード・スペックを紹介

四代目ND型ロードスターの電動ハードトップモデルがロードスターRFです。
先代のNC型ロードスターから導入された電動ハードトップモデルですが、先代のRHT(リトラクタブルハードトップ)とはハードトップの開閉方法が異なります。
オープンにした時でも後部のピラー(柱)が残り、ソフトトップとは違う外観に仕上げられています。

 

マツダロードスターRFとは?


マツダロードスターRFは、四代目ND型ロードスターの電動ハードトップモデルです。
このロードスターRFは、先代のNC型ロードスターよりもソフトトップとの差が大きいです。

先代では、単純に屋根が違うだけとも言えたのですが、このロードスターRFではタイヤサイズからエンジンの排気量まで違うので、もはや別の車と言ってもいいくらいの差があります。

そして、屋根の開閉方式も大きく変わり、格納されるのは屋根のトップ部分とリアガラス部分のみです。
オープンにした時でも屋根の後部が残るので、ソフトトップのような完全なオープンとは違うファストバックスタイルの外観になります。

ロードスターRFの電動格納式ハードトップの開閉スイッチは、エアコン操作パネルの下にあります。
先代のロードスターRHTでは、屋根のロック解除や最後に窓を閉じるなど手動操作をする部分がありましたが、ロードスターRFではスイッチ操作のみですべての動作が完了します。

また、電動格納式ハードトップが作動した際には、作動状況を示すアニメーションが表示されます。
電動ハードトップの開閉は先代の開閉時間から2秒も縮み、約10秒で開閉します。
開閉の作動音は非常に静かで、スムーズに動作します。

さらに停車中しか動作出来なかった先代と違い、ロードスターRFは時速10キロまで走行しながらの操作が可能となっています。

このように、ソフトトップと違いオープンカーというよりプレミアムなスポーツクーペと言える仕立てとなっています。

 

マツダロードスターRFのグレードは?

 

ロードスターRFは、3つのグレード用意されています。

全車、装着タイヤはブリヂストンPOTENZA S001です。

 

ロードスターRF RS

ロードスターRFの中で、最も装備が充実したスポーティグレードです。RECARO社製シートや、ビルシュタイン製ダンパーなどが専用標準装備となっています。

トランスミッションは6MTのみの設定です。

・6MT 373万6800円(税込)

 

ロードスターRF VS

VSは、ラグジュアリーなグレードになります。

RSに標準装備されていたビルシュタイン製ダンパーやインジェクションサウンドエンハンサーは、VSには装備されていません。

また、シートはRECARO製ではなく、ナッパーレザー製シートが採用されていて上質で高級感のあるインテリアになっています。

オーディオは、BOSEサウンドシステムが標準装備されています。
トランスミッションは6MTとATが用意されています。

6MT 357万4800円
6EC-AT 359万6400円

ロードスターRF S

SはロードスターRFのベースグレードです。
VSと比較して、BOSEサウンドシステムが装備されていない他、シートの材質がファブリックに変更されるなどのグレードダウンがなされています。

マツダの安全装置「i-ACTIVESENSE」はSのみメーカーオプションとなっています。
トランスミッションは6MTとATが用意されています。
6MT 324万円
6EC-AT 326万1600円

 

ロードスターRFは、幅広い年齢層から人気があるようです。

グレード別の人気では、VSが61%と断トツですね。
ついでRSが22%、Sが17%となっています。

ロードスターRFを買うなら、VSかRSしかないだろうと思っていましたが、一番安いSを買う人も結構いるんですね~。

また、人気カラーは「マシーングレープレミアムメタリック」で、受注台数の48%と約半数を占めています。
次は、「ソウルレッドプレミアムメタリック」が人気のカラーとなっており、20%を占めています。
この2色だけで約7割を占めているのが凄いですね(;^_^A

 

マツダロードスターRFのスペックは?


ロードスターRFは、ボディ後部のピラーが残ることで剛性が高まり、トップを閉じた状態では一層ボディーがシッカリした印象になりますね。
むしろボディ後部の剛性が高まりすぎてしまったために、底面の補強材を肉抜きなどしてソフトトップよりも弱めたりしてバランスをとっています。

エンジンの排気量はソフトトップの1.5ℓから2.0ℓへと大きくなり、タイヤサイズも16インチから17インチへと変更されています。
2.0ℓとなったエンジンは、予想したほどパワフルではないですが実用回転域の駆動力が高いので運転がしやすいですね。

また、乗り心地はソフトトップよりも、しなやかなフィーリングです。
より詳しい試乗記はコチラ

ロードスターRF VSグレード / 6EC-AT

全長 3,915mm
全幅 1,735mm
全高 1,245mm
ホイールベース 2,310mm
車両重量 1,130kg
乗車定員 2人

最小回転半径 4.7m

エンジン 直列4気筒DOHC16バルブ
排気量 1,997cc
最高出力 116kW [158ps] / 6,000rpm
最大トルク 200Nm [20.4kg-m] / 4,600rpm
燃料タンク容量 45L(無鉛ハイオク)

変速機 6MT / 6AT
サスペンション前/後 マクファーソンストラット / マルチリンク
ブレーキ前/後 ベンチレーテッドディスク / ディスク
タイヤ 205/45R17

 

マツダロードスターRFのまとめ

http://www.mazda.co.jp/cars/roadster-rf/
ロードスターRFは、歴代のロードスターと比べてシートの背面が残るのでフルオープンではありません。
屋根の収納スペースから、こういったデザインになったわけですが・・・

実車のスペースを見ると、トップとガラスが収納されることだけでも凄いと思います。

まあ、デザインの好き嫌いは個人のお好みだと思います。
ただ、メリットとしては安全性が高まること、デメリットとしては開放感が少し失われることでしょうね。

前を向いていれば、ソフトトップとは変わらないと言われますが実際に運転してみると、ミラーや視線を動かしたときに後ろの存在を感じます。
やはり、ソフトトップほどの解放感はないですね。

ただ、ソフトトップと乗り比べて思うのはロードスターRFは、ソフトトップとは購入層が違うだろうということです。
ソフトトップの軽快で解放感に溢れる乗り味に比べて、ロードスターRFはしなやかで上質な乗り味です。

ソフトトップはオープンカーが基本であるのに対し、ロードスターRFはクーペスタイルが基本のように感じますね。
ソフトトップに比べて、圧倒的に上質で高級感ある乗り味のプレミアムスポーツクーペがロードスターRFだと思います。