
マツダロードスター 四代目ND型とは?グレード・スペックを紹介
四代目ND型ロードスターは2015年、オープンボディのみで販売されました。
幌の開閉は手軽になって、信号待ちの停車中に片手で開閉できるほどに軽くなりました。
先代NC型ロードスターに比べて約100kgもの軽量化を実現し初代NA型ロードスターのような軽快な走りを実現しています。
また2016年の秋には、先代NC型ロードスター同様の電動ハードトップモデルが発売予定です。
マツダロードスター四代目ND型とは?
なんといっても先代NC型ロードスターに比べて約100kgもの軽量化を実現したボディー。
エンジンも2.0ℓから1.5ℓとスペックダウンし歴代最小の排気量です。
そして全長も歴代最短となっています。
こんなモデルチェンジは国産車では異例中の異例です。
サスペンションも先代NC型ロードスターよりソフトなセッティングになっています。
こうして小さく、軽くを実現し初代NA型ロードスターのような軽快な走りと爽快感を味わえます。
このようにND型ロードスターは先代NC型ロードスターの延長線上にいない車なのです。
軽さによる動きの良さを狙った、現代版NA型ロードスターと言える車です。
走行性能ではなく、軽快な走りを狙った「原点回帰」なんですね。
マツダロードスター四代目ND型のグレードは?
日本仕様のND型ロードスターのグレードは、2016年夏の時点では次のようなラインアップです。
・S
・S Special Package(6AT/6MT)
・S Leather Package(6AT/6MT)
・NR-A(6MT)
・RS(6MT)
基本グレードのS、競技ベース用のNR-A、全部入りのRSという構成です。
ただ、ちょっと分かりづらいのはSの3グレードです。
まず最も売れ筋の「S Special Package」で、これはマツダコネクトを含む基本的な装備を標準装備しているグレードですが、ATとMTでは足回りの仕様が違います。
ATではMTに装備されるリアスタビライザーや、トンネルブレースバー、LSDが省略されています。
ATの場合、ミッションのサイズが大きく、トンネルブレースバーが干渉するために取り付け出来ず、クルマ全体でのバランスを取る上ではリアのスタビライザーとLSDも省くのが妥当だと判断されたそうです。
MTはトンネルブレースバーやスタビライザーが追加されATよりスポーツ志向が強いといえます。
そして、AT同様にトンネルブレースバーやスタビライザー、LSDを省略しつつ、MTを搭載した軽量グレードが最もベーシックな「S」なのです。
ATに比べると軽量なため、サスペンションのバネレートの設定なども見直され、ATの「S Special Package」とも異なる乗り味になっています。
この「S」はマツダコネクトが装備されず、また各所の遮音材が省略されるなど、簡素なモデルと位置づけられています。
しかし1000kgを切った車重は確信犯的といえるところです。
「NR-A」は、いままでのモデルでもラインナップされていた通り、マツダのワンメイクレースへの出走を前提とした競技ベース車両です。
基本装備は「S」よりも省かれる一方で、ビルシュタイン社製車高調整機能付サスペンションやフロントサスタワーバーが装備され、トンネルブレースバーやリアスタビライザーなどが備わるなど、走りの装備はしっかりした仕様となっています。
「S Leather Package」は「S Special Package」を基本とし、本革シートやBOSE製のサウンドシステム、幌に遮音材といった快適装備を追加しています。
「RS」は「S Leather Package」に近い装備内容としつつ、レカロシートやビルシュタイン社製サスペンション、北米向け2Lモデルと同様の大径ブレーキを装備しています。
コンセプトは、ライトウェイトスポーツというより、ポルシェのボクスターなどにも通じるような重厚感のある味付けの乗り味です。
マツダロードスター四代目ND型のスペックは?
ND型ロードスターで特に注目される点というのは、軽量さと歴代で最も短い全長です。
売れ筋のSスペシャルパッケージのMTで1,010kg、Sでは更に20kg軽い990kgとなり先代のNC型ロードスターに比べて100kg近く軽量化されています。
エンジンは先代NC型ロードスターよりスペックダウンしましたが、3代目アクセラにも使われている1.5のスカイアクティブGをベースにロードスター用にチューニングされています。
燃料はNC型ロードスター同様ハイオクのみですが、燃費の大幅に改善されています。
MTはマツダ内製の新型6MTに一本化されました。
S Special Package SKYACTIVE-MT / 6EC-AT
全長 3,915mm
全幅 1,735mm
全高 1,235mm
ホイールベース 2,310mm
トレッド 前/後 1,495mm/1,505mm
車両重量 1,010kg (6ATは1,030kg)
乗車定員 2人
最小回転半径 4.7m
エンジン 直列4気筒DOHC16バルブ
排気量 1,496cc
圧縮比 13.0
最高出力 96kW [131ps] / 7,000rpm
最大トルク 150Nm [15.3kg-m] / 4,800rpm
燃料タンク容量 40L(無鉛ハイオク)
変速機 6MT / 6AT
サスペンション前/後 マクファーソンストラット / マルチリンク
ブレーキ前/後 ベンチレーテッドディスク / ディスク
タイヤ 195/50R16
マツダロードスターND型のまとめ
画像出展:http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/impression/686312.html
ND型ロードスターは先代NC型ロードスターに比べて、軽く小さくなったことによる軽快な走りが魅力です。
また、日本カー・オブ・ザ・イヤー、ワールドカー・オブ・ザ・イヤー、ワールドカーデザイン・オブ・ザ・イヤーと数多くの賞を受賞して高く評価されています。
個人的には、スポーティーでいて艶めかしいラインのボディーデザインがたまらなく良いですね!
オープンスポーツとして欠点らしい欠点はないとも言えるくらい完成度が高いですが、あえて欠点を上げるなら…
グローブボックスがないことですかね?
そう、グローブボックスがないんですよ!
これも歴代初めてですね。
オープンカーは収納が少な目ですのでグローブボックスの収納力は大事だったんですが、ND型ロードスターはないんですよね。
シートバック裏とか、トランクがありますがちょっとした小物を置いておく場所がないのがマイナスかな~。
あとは、汎用のナビが使えないことでしょうか?
そう、マツダコネクトが基本標準装備なんで一般的なメモリーナビとか取り付け出来ないんですね。
この辺、使い勝手とか好みがある人はマツダコネクトになれるしかないってのがマイナスですね、見た目はカッコいいですけど。
とは言っても現代の安全性能や環境性能をクリアしての、この内容はっきり言ってオープンカーで運転を楽しみたいなら、これを買っとけ!と言えるくらいおすすめ出来る車ですよ!