マツダロードスター、幌(ソフトトップ)の手入れは?
ロードスターのソフトトップ、幌は簡単に言っちゃうと布の屋根なんですよね。
布の屋根って言われても、日常的な手入れや洗車ってどうすればいいんでしょうか?
幌(ソフトトップ)の手入れは?
現行のND型ロードスターのソフトトップは、高品質の幌生地を使用しています。
コチラでも説明していますけど、手入れの方法を間違えると、生地が硬化したり、シミや光沢ムラなどを起こす可能性があるんですよ。
基本的に水洗いでOK!
手入れの仕方は、車の説明書にも書いてあります。
皆さん、読んだことありますか?
まず、水洗いする前に毛のやわらかいブラシで、砂埃などを取り除きます。
そして、車体上部から水を流しながら、やわらかいスポンジやセーム皮などで洗っていきます。
なお、ワックスや油脂類などの汚れが付着していた場合には、水で薄めた中性洗剤 (約5%) を使って汚れを落としてくださいね。
このくらいの手入れを定期的に行なえば大丈夫です。
汚れたままにしておくと、汚れが落ちにくくなったり、シミなどの原因になります。
ささっと綺麗にしちゃいましょう!
洗車機で洗うのは大丈夫?
普通車では、使う人も多い自動洗車機。
これで、オープンカーって洗っても大丈夫なの?って疑問に思いますよね?
これも説明書に書いてありますよ~。
説明書には、自動洗車機 (コイン洗車機) や高圧洗車機を使用しないでください。
幌が破損したり、損傷するおそれがあります。
と、はっきり書いてありますね。
やっぱり、手洗いじゃないとダメだよな~と思ったら・・・
チーフデザイナー兼開発主査である中山さんが、こんなことを発言されています。
意外にオススメなのが、洗車機での洗車です。
ワックス成分が出るメニューで洗車をすると幌も軽くコーティングされるので、手入れが楽になりますよ。
新品のうちはコーティング成分がよく染み込みますから、新車のうちから洗車機で洗うと良いかもしれません。
メーカーとしては、いろんなリスクやクレームを考えて使わないで下さいと言っているんだと思います。
ですので、開発した方がおすすめしているとは言え、あくまで自己責任ってことでお願いします。
でも、自分も普段の洗車はバリバリの自動洗車機派なんですけど(≧▽≦)
何年も、洗車機で洗ってますけど、幌やパッキンがよっぽど傷んでなければ問題ないと思います。
しかし、ワックス成分で幌がコーティングされているほうが手入れは楽なんですね・・・
幌(ソフトトップ)コーティングは必要か?
幌の手入れで、やっぱり一番気になるのが「幌のコーティングはしたほうがいいのか?」ということですね。
結論から言いますと、個人的には「コーティングは不要」だと思っています。
幌のコーティングとは主に撥水・撥油&紫外線カットが主目的になっています。
撥水・撥油の意味は、要するに汚れの付着防止です。
しかし、基本的に幌の繊維そのものが汚れによって染まることはありません。
繊維の間に汚れが入り込んでいるだけですから、洗えばそれなりに落ちます。
黒やダークブルー、ブラウンなど、濃い目のカラーの場合、汚れはほとんど目立ちません。
逆にタンやベージュなど、薄いカラーであれば、だいたいは黒ずんで薄汚れた感じになってきますので汚れは結構目立ちます。
それが予防でき、紫外線もある程度カットできるのであれば、コーティングする価値はあるかもしれませんね。
しかし、幌が劣化する一番の原因というのは、ずばり「幌を開けること」なのです。
でも、あたなはオープンで乗りたくてロードスターを購入したわけです。
ですから、絶対幌を開けますよね?
大好きなオープンカーで毎日通勤できるという恵まれた環境にいるアナタならば、きっと雨さえ降ってなければ、朝も帰りもオープン走行を楽しんでしまうでしょう。
そうすると、コーティングなんか全然関係ないじゃん、というレベルでダメージを与えてしまうんですよ。
ですから、幌の寿命なんて消耗品として割り切るほうがいいと思うのです。
ちなみに、私は自分の車の幌にコーティングは一切しておりません。
洗車はだいたい1~2週間に1回くらいの頻度で洗車機に突入しております(‘◇’)ゞ
ちなみにボディが汚れていても、幌はそれほど汚れていないように見えますね。
実は、汚れていないのではなくて、幌が全く撥水していない状態のために汚れが均一に降り積もっており、汚れていることが分からないだけなんです。
これが撥水していると、ホコリが付いたあと雨が降ると、水玉状に汚れが残り見た目が実に残念なことになるわけです。
綺麗にしたくてコーティングしたのに、かえって汚いって話ですね。
まあ、洗車をマメにすればいいんですけど、めんどくさいじゃないですか。
幌のコーティングというのは、劣化や汚れは多少防げます。
しかし、それ以上に幌の開閉によるダメージのほうがはるかに大きいです。
また、劣化防止の効果が実感できるレベルというのは、かなり先の話になってきます。
ですので、それまでにかかる金額と手間を考えたら、費用対効果は疑問が残るのですね。
それでも、手間暇を惜しまないからコーティングをしたい!
というのであれば、自分で施工する場合はコチラのモータウン(MOTOWN) ウォータープルーフが、よく使われています。
施工すると、こんな感じですね。
ただ、ムラが出来る場合もありますので注意されてください。
ご自分で施工される自信がない場合は、ショップで施工してくれます。
マツダロードスター、幌(ソフトトップ)の手入れまとめ
ソフトトップ(幌)の手入れは、水洗いでも十分だと思います。
幌の開閉が一番痛む原因なのですが、オープンカーですから開けますよね?
痛むのが嫌で、開けるのをためらっていたら本末転倒です。
やはり、幌は消耗品として割り切って使うべきですね。
そして、手間暇とお金を惜しまない方はコーティングをされてもいいかもしれませんね。