マツダが手掛けたレストア車、NA型ロードスターのトライアル車

マツダが手掛けたレストア車、NA型ロードスターのトライアル車

以前、マツダから発表があったNA型ロードスターのレストアプロジェクト。
そのプロジェクトのトライアル車が、5月27、28日に開催された「軽井沢ミーティング2017」に、展示されました。

 

NAロードスター レストアプロジェクトのトライアル車

5月27、28日に開催された国内最大規模のマツダロードスターのファンイベント「軽井沢ミーティング2017」。

ここで「NAロードスター レストアプロジェクト」のトライアル車が参考出品されました。

画像出典:https://carview.yahoo.co.jp/news/market/20170529-10266032-carview/?mode=full

今回のイベントで公開されたトライアル車のスペックは・・・

平成2年式の1.6ℓのスペシャルパッケージ。

走行距離は18万6000km。

リヤフェンダーには板金修理の跡もあるという車両で、特別極上車というわけではないですね。

 

画像出典:https://carview.yahoo.co.jp/news/market/20170529-10266032-carview/?mode=full

すべてのパーツを外し、分解して修理、綺麗に全塗装されたボディはもちろんですが、ゴム類、樹脂類も新品状態です。

 

画像出典:https://carview.yahoo.co.jp/news/market/20170529-10266032-carview/?mode=full
内装も綺麗になっています。

 

画像出典:https://carview.yahoo.co.jp/news/market/20170529-10266032-carview/?mode=full
トランクルームは、スペアタイヤも含めて新車の状態を再現。

 

画像出典:https://carview.yahoo.co.jp/news/market/20170529-10266032-carview/?mode=full
エンジンルームもピカピカで新車の輝きですね(〃ω〃)

まさに、新車のNA型ロードスターと言える仕上がりの車ですね!

 

初代NA型ロードスターが好きな人には、ヨダレ物だと思います(;´д`)

 

レストアプロジェクトの進捗は?

軽井沢ミーティング2017で、「NAロードスター レストアプロジェクト」のトライアル車が参考出品されました。

「NAロードスター レストアプロジェクト」とは、初代NA型ロードスターのレストアサービスと部品供給を検討するというものです。

 

現状での、NA型ロードスターの部品供給率は54%ほどです。

半分のパーツは出てこない状態で、乗り続けていくには少し厳しい数字です。

 

現時点では、5000を超えるパーツの製造元となるサプライヤーに「部品の再生産・復刻は可能か」と問い合わせしている最中だそうです。

また、古いNA型ロードスターを入手して、実際のレストア作業を実施。

レストア作業をメーカーとしてどこまでできるのか?

その技術を高めるにはどうしたらよいか?ということを検証中だとのことです。

今回公開されたトライアル車は、まさに新車以上と言える仕上がりです。

そして、幌とタイヤ(ブリヂストンSF325)には復刻品が装着されていました。

タイヤはブリヂストンの協力のもと、185/60R14の純正サイズはもちろんですが、SF325はそのトレッドパターンも当時のものが再現されました。

とはいえ、当時より材料や構造等は現代的に製造されるので、「当時よりもタイヤとしての性能は上がってしまうだろう」とのこと。

幌は、現状ではNB用を流用するのが定番です。
リヤウインドウがガラスになるので、実用面ではありがたいのですね。
しかし、初期のロードスターの雰囲気はビニールスクリーン。

今回のプロジェクトで、NA型ロードのビニールリヤスクリーンと幌自身も塩化ビニールで復刻しています。

現時点では、ビジネスとしてやり続けられるように考えているところとの話で、サービスのメニュー、価格、実施する場所と作業者などは検討中だということです。

マツダ自身もそれを探っており、会場ではアンケートが取られていました。

 

マツダが手掛けたレストア車、NA型ロードスターのトライアル車のまとめ


レストアプロジェクトのトライアル車は、まさに新車のような輝きです。

NA型ロードスター レストアプロジェクトは、是非とも軌道に乗せて頂きたい(≧∀≦)

近年、こうした名車のレストアプロジェクトは、他のメーカーからも動きがでています。

1989年に当時のJTC(全日本ツーリングカー選手権)で勝つために開発された日産BNR32型スカイラインGT-R。

生産終了から23年が経ち、純正部品が入手困難となる中で2017年4月25日、NISMOからR32GT-Rのヘリテージプログラムが今秋より開始されると発表されました。

R32GT-Rは、一時期オーナーだったことがあり思いで深い車ですね(*´ω`*)

NA型ロードスターと並ぶ平成の名車で環境が許せば、もう一度ハンドルを握りたい車です。

ただ、これまではショップが頑張っていた分野にメーカーが手を出そうというのですから、簡単ではないでしょう。

部品の再生産はメーカーの強みですが、パーツ製造のサプライヤーとの調整や、技術の構築、価格設定など問題は山積みですね(;´д`)

 

ビジネスとしての価格設定が、ユーザーの希望と折り合いが付けばいいのですが。

まだ、動き始めたばかりですが、是非とも対応車種も広げて欲しいですね。

エコカーに買い替えるばかりがエコじゃないんです、今ある物を大事に使い続けるのもエコですよ!

だから、古い車は増税ってのは真面目に辞めて欲しいですね(;´д`)