三代目NC型ロードスターで追加設定された、電動ハードトップのRHTの実力は?
NC型ロードスターで追加設定されたモデル、パワーリトラクタブルハードトップ、通称RHT。
それまでのロードスターは、脱着式のハードトップでした。
それが三代目になって、電動格納式となったのです!
ロードスターRHTとは?
画像出典:http://blog.goo.ne.jp/todorokikuruma/e/02c26f0584ad604a1d79f1a08e826086
三代目NC型ロードスターで追加設定されたモデル、パワーリトラクタブルハードトップ、通称RHTと呼ばれます。
それまでのロードスターでは、人間の手による脱着式のハードトップでした。
それが、マツダ独自の電動格納式となってラインナップされました。
世界中の多くの電動ハードトップモデルは、トランクスペースを利用して格納します。
しかし、ロードスターの樹脂製ハードトップは、ソフトトップと同様にシートバックスペースに収納されます。
ですので、トランクスペースは犠牲にされないのです。
また、格納機構などのシステムは、37㎏ほどと最小限の重量増に留めています。
そして、ハードトップ化で躊躇なのが静粛性の向上ですね。
ソフトトップに比べて、ワンランク上の車になったように感じるでしょう。
2008年のマイナーチェンジでは、ルーフに制振材が追加されて、より静粛性が向上しています。
そういった点から、ソフトトップに比べてプレミアムなモデルとの位置付けになっています。
RHTのメリット、デメリット
メリット
・クローズドでの走行で、静粛性が高い
高速道路などすると躊躇ですが、ソフトトップに比べて車内に侵入する音が効果的に抑えられています。
・防犯性が高い
ソフトトップでは、刃物などによるイタズラや盗難の心配がありました。
ハードトップは樹脂製で防犯性は、一般車と変わりません。
・エアコンの効きがよい
夏場、ソフトトップだと頭上から熱波が抜けてきて熱く、エアコン全開でも辛いときがありました。
ハードトップでは頭上が熱くならず、ソフトトップに比べて涼しいですね。
デメリット
・ソフトトップに比べて重い
ハードトップの開閉機構のため、約37㎏ほど車重が重いです。
乗り比べると、ソフトトップモデルのほうが走りに軽快感がありますね。
ロードスターRHTのまとめ
画像出典:http://new-roadster.red/archives/268
それまで、ソフトトップが当たり前だったロードスターですが、RHTが発売されると一気にシェアを拡大していきましたね。
重量増加より、防犯性や快適性の向上が市場に受け入れられたようです。
RHTは、ソフトトップの気軽なオープンカーのイメージではなくて、上級なオープンカーといった感じです。
それまでとは、少し違うユーザー層に受けたみたいですね。
開閉動作がカッコいいので、ついつい人前でオープンにしたくなりますよ。
四代目のND型ロードスターでも、電動ハードトップのRFが発売予定です。
こちらは、後ろが残るファストバックスタイルで登場します。
エンジンの排気量も上がるようですし、プレミアム路線は同じようですね。
ソフトトップは、外の気配が身近に感じられて、クローズでもオープンカーに乗っているな~という気分にさせてくれます。
その点、ハードトップはクローズでは、ほんとにクーペモデルと同じ感覚で乗れますね。
そのため、乗った感覚というのは結構違いを感じると思うんです。
この違いは、言葉では中々説明しても理解しにくいと思います。
ですので、できれば購入前に両者を乗り比べて頂きたいと思いますね。